地獄からの生還した星野源くん「蘇える変態」

カバーと帯はこんな感じ


2014年5月9日に発行された「蘇える変態」。


これはもともと雑誌「GINZA」に掲載された源くんの連載「銀座鉄道の夜」をもとに大幅な加筆・訂正された内容。


2011年からの約3年間に書かれた原稿がもとになっている。「楽しい地獄だより」と題された章は書き下ろし。


目次を紹介すると、


・おっぱい

・くだらないの中に

・墓参り

・マンガとアニメ

・酒

・台湾に行く

・『エピソード』

・ぽっちゃり

・『11人もいる!』

・フィルム

・エロについて

・川勝さん

・疲れた

・宇宙人

・夢の外へ

・パンケーキ

・夏休み

・ミュージックステーション

・頑張れ

・『箱入り息子の恋』と『地獄でなぜ悪い』

・『聖おにいさん』

・AV女優

・生きる

・生きる2

・楽しい地獄だより


といった感じで、


自身の音楽制作や俳優業の話から、源くん独特の感性で語られる性や生について、なにげない日常や家族のこと、


そして何よりも、2012年末にくも膜下出血で入院してからのことが非常に詳しく書かれています。


「闘病生活」と一言にまとめてしまうには、あまりにも苦しく痛い日々。


感情移入して読んでしまうと、結構、心がしんどくなってしまい、そして今、回復して元気に活動できている事実に涙が出そうになりますね…。


余談ですが、くも膜下出血に倒れた患者さんのうち、


「3分の1」は亡くなってしまい、「3分の1」は何かしらの障害が残るそうです。


元気に生還できるのは「3分の1」だけらしいですね…。


そう考えると…元気になってホントに良かったよ、源くん!


カバーの写真はドラムの伊藤大地くんがライブ本番中にiPadで撮影したもの。


本当は別の写真を表紙にする予定だったのが急遽つかえなくなったそうで、この最高の1枚が採用されたそうです。


あとがきにおいて、


タイトルの「蘇える変態」には特に深い意味はなく、人間はみな変態、すなわち変態とは人間の証明、「普通の人が帰ってきた」ということです。


とまとめています。


源くん、おかえり!


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